今回は鎌ケ谷市にて、台風の影響で瓦がズレてしまっているとお問い合わせいただき屋根葺き戻し工事を施工しました!葺き戻し工事とは何か?ご紹介します!
【葺き戻し工事とは】
屋根のリフォームにはたくさんのメンテナンス工事があります。主に「屋根葺き替え」「屋根重ね葺き(カバー工法)」「屋根葺き戻し」「屋根塗装」などが一般的な屋根リフォームです。その中で今回は「屋根の葺き戻し」の施工を紹介します。
屋根葺き戻しは、屋根の防水性を確立している、防水シートを交換するリフォーム工法で日本瓦屋根で施工されます。瓦の耐用年数は約80年といわれていますが、屋根内部の防水シートは経年劣化により破れや縮れにより隙間が生じ雨漏りの原因や内部腐食の原因になります。
葺き戻し工事は防水シートを交換後、再度瓦を葺き戻すため瓦のズレや浮き、棟の漆喰も含めて総合的なメンテナンスが行えます。
【施工開始】屋根葺き戻し工事
台風の影響で瓦がずれてしまっているとお問い合わせをいただき現地調査へ向かうと・・・
早速、施工に取り掛かります!
【瓦おろし】既存の屋根材の撤去
まずは瓦を一枚一枚丁寧に撤去していきます。
瓦を降ろすと下地部分が見えてきます。
先程のケラバ部分の下地です。瓦がズレていたせいで下地が雨により腐食してしまっています。下地を新しいものへと張り替えます。
【防水シートの施工】防水の要
次に瓦屋根では防水の要となる防水シート(ルーフィングシート)を施工していきます。
水色のシート状のものが防水シートになります。防水シートにも様々な種類がありますので見積もりの際によく確認しておくと良いです。
【瓦戻し】既存の屋根材を戻します
防水シートの上に固定する棒を「桟木」(さんぎ)と言います。
防水シートの上に角材の桟木を設置しそこに瓦をひっかけて固定しているのです。昔の瓦屋根では土で瓦を固定していましたが屋根の重量が増してしまうため現在では桟木を使うのが一般的です。
【最終工程】
最後にコーキングをして施工完了です。雨漏り対策もばっちりです!
耐用年数が長い瓦屋根ですが、雨漏りや下地の腐食によって大がかりな工事になる前に、定期的な点検とメンテナンスをおススメします!